日本人の食生活が欧米化し、高たんぱ・高カロリーの食事になることで、身長は伸び、体重は増えました。反面、肥満に悩む人も増えてきています。肥満は文明病と言われますが、日本でも社会現象化し、肥満の増加とともに、肥満対策として、様々なダイエット法が紹介され、ゾーンダイエットもそのひとつです。
ゾーンダイエットの実践は、日々の食事のメニューで行われます。基本摂取カロリーは、800から1200カロリーが目安です。総カロリーを、栄養素の構成を炭水化物4、たんぱく質3、脂肪3として、摂取します。食材についても、精製済み炭水化物などを控えるなど、ゾーンダイエットを実践するには、かなりな努力が必要です。
ゾーンダイエットの食事療法を行う場合、独身であれば問題はないのですが、家族がいると、同じ食事をとることが難しくなります。別メニューにするか、家族に同じ食事に付き合ってもらうしかありません。家族にかなりの忍耐を強いる事になりますから、家族の協力は不可欠になります。
日本の食習慣は、戦後から現在に至る期間で変移しました。日本の食習慣が変わった背景には、アメリカの国家的な食料戦略が起因しています。アメリカの食肉産業や穀物産業は、占領国としての日本を新しい消費市場として、大量の食料を輸出し、ゾーンダイエットが理想とする食生活とは対岸ある、欧米型の食生活を日本にもたらしました。
「チョコレートダイエット」をご存知ですか?ダイエットと言えば普通は、甘いお菓子や間食はタブーとされるものですが、チョコレートダイエットは、1日3回の食事はきちんと摂った上でさらにチョコレートも食べてよいという、甘いもの好きには嬉しい方法なのです。
チョコレートには、血糖値をすばやく上昇させる働きがあります。ですから、食前にカカオを多く含むチョコレートを食べると、上昇した血糖値が満腹中枢を刺激して、食欲を抑える働きをすると考えられています。チョコレートダイエットは、このようなカカオの力を利用するものです。
では、チョコレートダイエットはどのように実践するのでしょうか?主役となるチョコレートは、市販のものなら何でも良いわけではなく、選び方に注意が必要です。カカオ含有量が70パーセント以上のチョコレートを選び、1日あたりの摂取量は50グラム程度とします。
チョコレートダイエットを実践するにあたっては、三食きちんと栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。また、チョコレートはカロリーが高い食品なので、摂取量には十分気をつける必要があります。正しいやり方で、チョコレートダイエットを成功させて下さい。