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生活習慣病は新しい概念

厚生省によると「生活習慣病」という用語は、従来用いられていた「成人病」対策が、二次予防(病気の早期発見・早期治療)に重点を置いていたのに加えて、生活習慣の改善を中心にした一次予防(健康増進・発病予防)に重点を置いた対策を推進するために新たに導入された新しい概念です。

食習慣、運動習慣、休養の取り方、嗜好など生活習慣も、糖尿病、高血圧、さらには日本人の3大死因であるがん、脳卒中、心臓病など多くの疾病の発症や進行に生活習慣病が深く関わっていることが明らかになっています。

これら「生活習慣病」は若い時から正しい生活習慣「食事・運動・休養」を身につける事、つまりバランスの良い食事(一日30品目、肉より魚、塩分制限、適正カロリー摂取)、適度な運動(有酸素運動、ストレッチング)、十分な睡眠を心がけることです。

そして「喫煙しないこと」、「アルコールは自分のペースでほどほどにする」で、かなり予防できます。またひとたび、病気にかかってしまった方でも生活習慣を改めることで進行を遅くし、症状を軽くすることができるようになります。

実は生活習慣病の多くは、本人に全く自覚症状のないまま進行します。高血圧や高脂血症などもその例で、知らない間に動脈硬化が進行していき、いきなり心筋梗塞脳梗塞を引き起こし、時には死にいたることもあるためサイレントキラー(沈黙の殺人者)と呼ばれています。

健康診断などでお医者さんから高血圧や高脂血症と言われても、本人は自覚症状がないため、注意事項を忘れがちになり、放っておくケースがよくあります。生活習慣病は、このように、知らず知らずのうちに私たちの体をむしばんでいきます。生活習慣病の恐ろしさについて十分な知識と意識をもち予防することが大事です。

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2007年01月18日 19:10に投稿されたエントリーのページです。

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