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生活習慣病について

生活習慣病について」は 文字どおり、「体の負担になる生活習慣」を続けることによって引き起こされる病気の総称ですが、高血圧症、脳卒中、心臓病、糖尿病など、かつて「成人病」と呼ばれた病気の進行には
①偏った食事、
②運動不足、
③ストレス、
④喫煙、
⑤過度の飲酒などの生活習慣が発症や病状の進行に深く関係している事が分かってきて、「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。つまり年齢を超えて毎日の生活習慣が問題なのです。

現代の日本人は食料過剰時代を生きています。そのなかで、生理的な欲求や嗜好に任せた食生活をしていれば、生活習慣病の発症は必至です。青年から中年にかけてが、これら生活習慣病の予防のための食生活を心掛けるもっとも重要な時期なのですが、実際にはこれらの世代はまだ生活習慣病に対する認識は低く、食生活にはきわめて無頓着です。すなわち栄養バランス、カロリー、脂肪、塩分などのとりすぎの見直しや運動不足の解消が重要です。

日本人の三大死因の中で一部のがん(肺がん・胃がん・大腸がんなど)、心疾患(狭心症や脳卒中などの虚血性心疾患)脳血管障害(脳卒中)や、そのリスクファクターである高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病などが、生活習慣病といわれています。生活習慣病は徐々に進行していき症状がかなり悪化するまで、ほとんど自覚症状がないのです。そのため、異常に気づいたときにはかなり進行していたり、治りにくく、他の病気も併発しやすいという性質があります。

平成9年版「厚生白書」によると 「生活習慣」と健康との関係については、米国の医学者であるブレスローの提唱した、ブレスローの7つの健康習慣
1.適正な睡眠時間
2.喫煙をしない
3.適正体重を維持する
4.過度の飲酒をしない
5. 定期的に運動をする
6.朝食を毎日食べる
7.間食をしない 。
それを実施している数が多い人ほど疾病の罹患が少なく、寿命も長かったことを明らかにしました。これは生活習慣病予防 には、休養、食生活、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣に対する手法が有効であることを示しています。

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2007年01月17日 19:07に投稿されたエントリーのページです。

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