クリスマスローズとは

クリスマスローズ、直訳するとクリスマスのバラ、と言うことになりますが、まさにそのとおり、クリスマスシーズンにバラに似た花を咲かせることから、英国でそう名づけられたのです。キンポウゲ科クリスマスローズ属の植物で、花言葉は「慰め」となっています。

クリスマスローズの花の多くが何故下を向いて咲くのか、その理由は明らかではありませんが、一般的には、冬に花を咲かせるので、雪から花を守るためではないか、と言われています。冬の大地で自生し、積もった雪を持ち上げて開花するなど非常に強い花で、「雪起こし」の別名も持っています。

クリスマスローズの品種改良が最も盛んに行われたのは、ガーデニング発祥の地、ともいわれる英国です。クリスマスローズという名前も元々は、英国のクリスマスの時期に咲くからだ、と言う説があるほどです。さまざまな改良によって、地味だった花は色が増え、上を向き、よりクリスマス向きになりました。

クリスマスローズは、ガーデニングの本家である英国では、バラの次に人気が高い花です。その理由として、名前のとおり、花の少ない冬に開花期を迎えるということ、英国のように冬に気温が下がる土地や、半日陰でも育つと言うこと、さらに現在では花色も増えてクリスマスにふさわしい花だ、と言うことのようです。


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クリスマスローズの育て方

クリスマスローズは常緑樹の多年草です。その育て方は比較的簡単で、寒さにも強く、日本の冬にも十分耐えることが可能です。注意しなければならないのは水やりと風通しぐらいで、そこさえ間違えなければ、初めて育てる方でも美しい花を咲かせることができるでしょう。

クリスマスローズの育て方で重要な事として、水やりがあります。乾燥には強いので、乾いたらたっぷりと水をまくようにしましょう。風通しがよく、直射日光を避けた、比較的明るい場所を好みます。また、有機質に富んだアルカリ性の土壌を好むため、腐葉土や肥料で調節してやりましょう。

クリスマスローズの育て方は簡単だと述べてきましたが、まれに病害虫の被害にあうことがあります。害虫は薬や、水やりで防ぐことができますが、病気になったら処分するしかありません。また株分けもそんなに難しくはないのですが、種は市販されていないので、自宅で取って発芽させ、3年程で開花となります。

が日本でも愛されているのは、ただ育て方が簡単だからと言うだけではありません。殺風景な冬の庭を彩る花で、白や落ち着いた赤紫など地味な花色が多いのですが、逆にその地味さが外国だけでなく和風の庭や和室にもよく合い、明治時代から、茶室の花などとしても飾られているのです。


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Posted by masashi : 19:37 | Trackbacks (0) | Page Top ▲

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