自動車保険には強制加入の自賠責保険と任意保険があります
自動車保険は損害保険の中で最大規模の保険であり、保険料は全損害保険の中の約60%を占めています。
日常生活にもっとも密着した損害保険です。
自動車保険には強制加入の自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)と自賠責保険ではカバーできない部分を保障する任意保険があります。
車1台ごとに自賠法(自動車損害賠償保障法)で強制加入が義務づけられているのが、自賠責保険です。
また任意保険には、相手への賠償を目的とした「対人賠償保険」や「対物賠償保険」、自分の損害を保障する「車両保険」、「搭乗者傷害保険」、「自損事故保険」、「無保険者傷害保険」や「人身傷害補償保険」などがあります。
もしものときの為の任意自動車保険には、自家用車を対象にほぼすべての任意保険がセットになった自家用自動車総合保険、自家用・営業用を問わず車両保険以外の任意保険がセットになった自動車総合保険、ある程度自由に好きな任意保険を組み合わせることが出来る自動車保険、自動車を持っていない人が他人の自動車を借りて運転するときのドライバー保険などがあります。
顧客獲得競争の激化もありますが、ニーズに応える形で、自動車保険は日々進化しています。
最近ではリスク細分型自動車保険と呼ばれる、ドライバーの年齢・事故暦・性別・運転暦・免許証の色・車種・使用目的・走行距離・安全装置の有無・地域などのリスク要因を細かく設定した自動車保険も登場しています。
自動車保険に付帯できる特約も種類が増えてきています。消費者としては代理店に任せることなく賢く自動車保険を選んでいきたいものです。